<アンケート調査の結果・2>

図4:教科別授業でのコンピュータ利用者数
図4の教科別利用者数では,社会が最も多く,次いで算数/数学,国語,理科の順番に利用が多かった.中学校のみの場合では,コンピュータの基礎について学ぶ授業がある技術が最も高い値を示した.また,小・中学校に限らず,生活科,学級活動,総合的な学習の時間など,様々な場面でコンピュータが利用されていたが,その中でも家庭科での利用は少ないことがわかった.これは,家庭科が実践的な活動が多く,コンピュータを利用する時間が取れないことなどが理由の一つとして考えられる.しかし今後は,コンピュータの幅広い利用が求められてくることから,家庭科教育においても,コンピュータを使った実践や開発が望まれてくる.

図5:授業での利用ツール
図5に示すように,利用ツールの中では,小・中学校共に多く利用されているものとしてインターネットが挙げられた.これは以下に述べる「授業での使い方」の質問で,調べ学習が最も多かったこととも関連付けて考えられる.また,小学校において,お絵かきソフトが多く利用されるのは,キーボードを利用しなくても活動ができ,低学年からの取り入れが可能なためと考えられる.中学校では,ローマ字入力などの基礎技能を学ぶ時間が技術科にあることから,ワープロソフトの他教科での利用も進められている.いずれにしても,学習の道具としての利用が多く占められている.また,学習支援ソフトの利用も多かったが,予算などがかかるとの指摘があった.

図6:授業での使い方
図6の授業での使い方では,情報検索が小・中学校ともに最も多く,インターネットの特性である双方向性を生かした授業が展開されていると推測される.また,小学校において,中学校より製作道具としての使い方が多いのは,お絵かきソフトなどの利用が多いからであり,子どもが苦手意識を持ちやすいキーボードを使わずに,マウスのみを用いた活動が行えるという利点があるからだと考えられる.