<アンケート調査の結果・4>


9:情報モラル・ネチケット

ネットワーク上では表情が読み取れないという状況を考え,情報モラルやネチケットを考えさせたい.(10)

学校において情報モラルやネチケットをしっかり指導していきたい.(9)

ホームページに生徒向けのネチケットの説明を載せ,授業で利用している.(4)

情報モラルに限らず,生活上のモラルとしてどうあるべきか考えられるよう意識させたい.(2)

教師自身が自ら情報モラルやネチケットを学ぶ必要がある.(2)

情報検索のレベルを設定して,有害な情報を目に触れさせないようにする.(2)

自由記述では,選択式の質問だけでは得られない貴重な意見を得ることができた.その中でも特に多かった情報モラル・ネチケットについての意見をまとめたものを一部示す.類似した意見と思われるものはまとめて表すこととし,カッコの中の数字を類似意見の数とした.
上記から,情報モラル・ネチケットについて,ネットワーク上では微妙な表情が読み取れない状況を理解させたいという意見や学校全体で取り組んでいきたいという意見が多いことがわかった.また,情報モラルに限らず,生活すべてのモラルを身につけさせたいとする意見もあった.これらの問題は,教員にとっても,指導においてわからない部分を多く含んでいると思うので,インターネットが接続され,当たり前に授業で使われるようになる前に,指導ガイドラインなどの作成が必要であると考えられる.
  
10:アンケート調査のまとめ
平成14年度(2002年)から,価値観の多様化や科学技術の発達,高度情報化などの社会の急激な変化に対応した新学習指導要領が実施される.それに伴い,インターネットを含むネットワークを活用した授業や活動を積極的に行うことが求められ,文部省も平成13年度(2001年)までにすべての公立学校をインターネットに接続する方針を表明し,環境の整備なども進めている.
本研究では,このような現状から,栃木県下の小・中学校の情報教育に着目し,アンケート調査などを行い,情報教育の基礎資料を作成することにした.
アンケート調査では,コンピュータやインターネットなどを,教科の目標や目的を達成するための手段の一つであることを忘れないこと,そして,授業を行う際は,コンピュータの使い方だけを学んで終わらせないよう心がけることが大切であることが挙げられていた.また,環境を整備するための予算・コンピュータを利用する時間または教員の研修時間・効果的に利用するための指導力が不足していることも多数問題点として挙げられていた.
小・中学校共に多く利用されているものとしてインターネットが挙げられ,調べ学習の際の情報検索において,「教科書にない情報を見ることができ,より深い学習が可能となる」などの利点を生かした授業が展開されているようだった.しかし,インターネットを利用するには「情報モラル・ネチケットが徹底できない」などの問題点も多く残されているので,教員だけでなく,大学や教育委員会などが協力し,学校現場を支援していくことが望まれる.
  

はじめに・目次 アンケート調査の結果・1 アンケート調査の結果・2 アンケート調査の結果・3