中学校家庭科教材「衣服の素材」12
 
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しわのつきやすさ
しわの実験

しわのつきやすさ

衣服は着用や洗濯などによって、折り曲げられて、変形しますが、その変形が固定されるとしわとなります。

しわのつきやすさは、主に繊維の種類によって異なりますが、布の構造によっても異なります。

合成繊維や羊毛などは、変形からの回復がよく、しわがつきにくい繊維です。
綿、麻、レーヨンは、変形からの回復が悪く、しわがつきやすい繊維です。

  • レーヨンは(合成繊維ではなく、再生繊維です!)、原料が植物で、綿や麻と似たところがあります。

布の構造としては、一般的に、糸が太く、よりが適度に強いこと、布の組織がゆるやかで、変形したとき、糸どうし、繊維どうしがずれやすい方が、しわがつきにくい。

  • 編物は織物にくらべ、組織がゆるやかで、しわがつきにくい、その上、構造が立体的でついたしわが目立ちにくいこともあります。
  • 織物のなかでも、密に織られているものより粗い織物の方が、組織がゆるやかで、しわがつきにくい。

綿のブラウス、綿のTシャツ、ポリエステルのブラウスのしわのつき具合を写真で見てください。
綿のブラウスのしわ"
綿のブラウス
綿のTシャツのしわ"
綿のTシャツ
ポリエステルのブラウスのしわ"
ポリエステルのブラウス

旅行などのときを考えて、バッグに綿のブラウス、綿のTシャツ、ポリエステルのブラウスをぎゅうぎゅうにつめこんで、通学して、午後バッグをひらいてみたら、写真のとおりでした。
Tシャツはニット(メリヤス)で、同じ綿でも織物の綿ブラウスよりしわが目立ちません。ポリエステルのブラウスはほとんどしわがついていませんでした。

繊維と布の構造によってしわのつき方が異なることがわかるでしょう。

洗たくしたときにもしわがつきますね。合成繊維は洗たくのしわもつきにくいです。羊毛は水洗いはほとんどしませんが、洗たくではしわがつきます。綿、麻、レーヨンは、洗たくによるしわもつきやすいです。


しわの実験
いろいろな布のしわのつきやすさを、乾いている時とぬれている時で調べよう。
準備するもの
  • フィルムケース2個
  • いろいろな布(綿、羊毛、レーヨン、ポリエステル、ナイロンなど)
方法
  • それぞれの布を数枚づつ10cmの正方形に切る。
  • 1個のフィルムケースに、それぞれの種類の布を最低1枚づつ、くちゃくちゃにして入れる。1枚づつ入ったら、さらに入るだけつめこむ。
  • もう一方のフィルムケースの方は、水でぬらしたそれぞれの布を同様に入れる。
  • 10分間そのままの状態に保つ。
  • その後、取り出し、平らな状態に置き、しわの状態を観察する。3時間後の状態も比較してみる。
  • 水を入れた方は、軽く水分をろ紙でとり、平らな状態で乾燥し、乾燥後の状態も観察する。
綿のブラウスのしわ"
結果
しわのつきかたはどうだったでしょうか。
 しわの実験結果の写真1
取りだした直後のしわ

写真はぬらさない方の取りだした直後のしわの状態です。レーヨンはしわが深くつきましたね。

布は同じ大きさだったのですが、大きさに違いがあるのは、しわが深いためです。

しわは時間とともに、回復します。レーヨンも3時間後には下の写真のようになりました。

 しわの実験結果の写真2
レーヨン3時間後
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繊維と布

吸湿性と吸水性

通気性

保温性

強さ・じょうぶさ

伸びと回復

しわのつきやすさ
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柔らかさ

収縮性

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