中学校家庭科教材「衣服の素材」13
 
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布の柔らかさについて
布の柔らかさの実験

布の柔らかさについて

絹デシンや絹ジョーゼット(デシンやジョーゼットは織物の名前)などは柔らかく、しなやかで、ドレープの美しい布です。ドレープとは、布が優雅にたれ下がることをいいます。

また、最近、たいへんしなやかな新合繊も市場に出ています。

一般的に、布は紙やプラスチックシートと比べ柔らかいですね。
それは、

  • ひとつは、繊維はたいへん細いので、曲がりやすく、これらの繊維からできた布は柔らかくなるのです。もちろん、繊維自体の柔らかさも、繊維によって差があります。
  • もうひとつは、繊維が集まって布ができていますが、繊維どうし、糸どうしが固定されていないので、曲げたときに、繊維や糸どうしがずれることがてきるため、柔らかいのです。
繊維自体が柔らかい、繊維が細い、布があらい構造であると、柔らかい布となります。
柔らかい布でも、のりをつけて、繊維や糸どうしを固定すると、張りがあるかたい布になります。
綿平織布にのりをつけた布とつけない布を20cmの長さのループにした写真を示します。のりをつけたものは張りが出ていることがわかります。
スカーフの写真"
布やわらかい絹デシンのスカーフ

衣服は体に密着して着用するので、とくに下着などは柔らかい肌触りが心地よいですね。
一方、上着などはある程度「張り」があったものの方が好まれる場合もあります。
柔らかさについては、ひとりひとり好みもありますね。

用途や好みに合わせて、選びましょう。

のりをつけない布とのりをつけた布の写真"
↑のりつけない布と↑つけた布

布の柔らかさの実験
いろいろな布の柔らかさの違いをドレープ性の実験によってみてみよう。
ドレープ性とは、布が優雅なひだをとってたれ下がる性質をいいます。
準備するもの
  • 円筒形のもの(茶筒など)
  • 円板(円筒と同じ直径にする)
  • いろいろな布(柔らかさの異なるもの)
方法
  • 布を円筒の倍の直径の円形に切る。
  • 図のように、円筒の上に布の中心を合わせて置き、円板で押さえる。
  • たれ下がった布の形を、真上と横から観察する。
  • 布が横に張らず、下にたれさがり、ひだが多いものが柔らかく、ドレープ性が大きい。
布の柔らかさの実験方法の図
結果
どんな布の柔らかく、ドレープ性が大きかったでしょうか。
布の柔らかさの実験結果、綿と絹の布の写真

綿ブロードと絹フラットクレープ(ブロードもフラットクレープも織物の名前)の真上から見た写真です。

写真の結果では、絹フラットクレープはドレープ性が大きいです。やわらかく、優雅な絹の布です。
綿ブロードのドレープ性はそれより小さいのがわかりますね。
綿デニムのようなもっとかたい布を調べてみると面白いよ。

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