中学校家庭科教材「衣服の素材」3
繊維について
布について
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繊維について

繊維とは?・・・細くて長い形をしたもの。

一般に、細さは1mmの百分の一から十分の一程度であり、長さは幅の百倍以上ある(超極細繊維はこの範囲よりさらに細いし、もう少し太い化学繊維も作られる)。
繊維はこのように非常に細いので、曲がりやすく、しなやかなのです。

物質の基本単位は分子ですが、繊維の分子や細長い繊維の形が天然に得られるか、または人工的に作られるかによって、表のように分類されます。

天然繊維は、繊維が天然に得られます。また、化学繊維(再生繊維、半合成繊維、合成繊維)は、繊維の分子や繊維の形を人工的につくります。

衣服に用いられている主な繊維の分類
繊維の分類繊維の分子繊維の形繊維例
天然繊維 植物繊維 天然に得られる 天然に得られる 綿・麻
動物繊維 天然に得られる 天然に得られる 羊毛・絹
化学繊維 再生繊維 天然に得られる 繊維の形を人工的に作る レーヨン
半合成繊維 天然に得られる繊維の分子に、一部化学反応させて作る 繊維の形も人工的に作る アセテート
合成繊維 石油・石炭を原料として化学反応させて作る 繊維の形も人工的に作る ナイロン・ポリエステル・アクリル・ポリウレタン

綿と絹繊維の顕微鏡写真 綿、絹、羊毛の繊維の採取
綿繊維と絹繊維の顕微鏡写真です。
拡大してみると、おもしろい形をしていますね。
天然に得られる絹、羊毛、綿はどうやってとれるのかな。
上の図を見てください。

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衣服に用いられている主な繊維の特徴と用途
繊維名特徴・性質 用途例
綿 はだざわりがよい。吸湿性・吸水性が大きい。強いが伸びは小さい。ぬれても弱くならない。熱に強い。しわになりやすい。 いろいろな衣服、肌着、タオル
冷たいてざわり。吸湿性が大きい。強いが伸びは小さい。ぬれても弱くならない。熱に強い。しわになりやすい。 夏の衣服、ハンカチ
羊毛 保温性が大きい。しわになりにくい。吸湿性が大きい。水をはじく。アルカリ、塩素系漂白剤に弱い。虫害を受けやすい。水で洗うと縮む。 スーツ、セーター、毛布
しなやかで光沢がある。吸湿性が大きい。アルカリ、塩素系漂白剤に弱い。紫外線で黄ばむ。 和服、ネクタイ、スカーフ、婦人服
レーヨン 吸湿性・吸水性が大きい。ぬれると弱くなる。しわになりやすい。 婦人服、裏地
アセテート 熱で形をつけることができる。しわになりにくい。 婦人服、裏地
ナイロン 引っ張りや摩擦に強い。しわになりにくい。熱で形をつけることができる。熱に弱い。紫外線で黄ばむ。吸湿性が小さく、静電気をおびやすい。 ストッキング、スポーツウェア
ポリエステル こしがある。引っ張りや摩擦に強い。しわになりにくい。熱で形をつけることができる。吸湿性が小さく、静電気をおびやすい。 さまざまな衣服、インテリア製品
アクリル 毛に似た風合いをもつ。紫外線に強い。吸湿性が小さく、静電気をおびやすい。しわになりにくい。熱で形をつけることができる。熱に弱い。 セーター、カーペット、毛布
ポリウレタン ゴムのように伸縮する。吸湿性が小さく、静電気をおびやすい。熱に弱い。塩素系漂白剤に弱い。 ファンデーション、水着


布について

繊維をひきそろえ、よりをかけたり、ワタのようになっている繊維を紡いだりして、糸にします。
糸を織ったり編んだりして、平面状の布(編物や織物)にします。

織物はたて糸とよこ糸を交錯させて作ります。
編物は糸をからみあわせて編目を作っていきます。
交錯のさせ方や編目のからみあわせ方でいろいろな布になります。

織物と編物の写真
編物と織物

基本的な織物構造として、平織、綾織、朱子織があります。右図はそれらの例です。
基本的な織物構造の布以外にもいろいろな構造の織物があります。たとえば、ビロード、コーデュロイ、タオル地等。
平織、綾織、朱子織の図
基本的な織物
「吸水性・保温性・柔らかさの実験」で使っているブロード、さらし、フラットクレープや「柔らかさ」にでてくるデシン、ジョーゼットなどは平織りです。同じ平織りでも、用いる糸の太さや布目のあらさによって、布のイメージも異なり、名前も違います。
また、ジーンズのデニムは綾織りです。
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繊維と布
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吸湿性と吸水性

通気性

保温性

強さ・じょうぶさ

伸びと回復

しわのつきやすさ

柔らかさ

収縮性

燃え方