中学校家庭科教材「衣服の素材」9
 
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燃え方について
燃え方の実験

燃え方について
繊維によって燃え方がちがいます。
各繊維の燃え方を表にしました。参考にしてください。
いろいろな繊維の燃え方
繊維名 炎に近づけたとき 炎の中 炎から出したとき におい
綿・麻・レーヨン 溶融したり、ちぢれたりしない。 急速に燃える。 燃え続ける。 紙を燃やすにおい。 少量の柔らかな灰色の灰
羊毛・絹 ちぢれて炎から遠ざかる。 ちぢみながらゆっくり燃える。 消えることもある。 髪の毛を燃やすにおい。 黒いかたまり、もろく容易につぶれる。
アセテート とけて、炎から遠ざかる。 とけながら燃える。 とけながら燃え続ける。 酢酸のようなにおい。 もろい、黒い。
ナイロン・ポリエステル とけてちぢみ、炎から遠ざかる。 とけながらゆっくり燃える。 ふつうは消える。 特殊なにおい。 かたい。ナイロンは灰色、ポリエステルは黒。
アクリル とけてちぢみ、炎から遠ざかる。 とけながら急速に燃える。 とけながら急速に燃え続ける。 特殊なにおい。 かたく、もろい。

服に火が燃え移ったとき、すばやく消せないお年寄りや小さな子供の服には燃えにくい素材が望ましいですね。そのために、防燃加工がされているものもあります。

新聞にのっていたお話です。
スペインのある空港で、飛行機事故がありました。乗客たちは火につつまれ、やけどをおったのですが、こんなことがわかりました。
綿の服を着ていた人より、ポリエステルやナイロンの服を着ていた人の方が、重いやけどだったそうです。
燃えて灰になる繊維と、とけて皮膚にはりつく繊維の違いです。


燃え方の実験 ・・・いろいろな布の燃え方の違いを実験しよう。
準備するもの
  • ピンセット
  • ガスバーナー
  • アルミホイル
  • いろいろな繊維の布(綿、羊毛、レーヨン、ポリエステル、ナイロン、アクリルなど)
方法
  • 布を2cm×4cmに切る。
  • 図のように、ビンセットで布をつかみ、ガスバーナーの炎に近づけ、布の変化を観察する。
  • 布をガスバーナーの炎に入れ、燃え方、煙の色・量を観察する。
  • 布を炎から出し、燃え続けるかどうかを観察する。
  • 燃えた後、灰の色、かたさ、量を観察する。
燃え方の実験方法の図
結果

布によっていろいろな燃え方をしましたね。

綿、羊毛、アクリルの燃え方の写真を示します。

いずれも(a)は布を炎に入れて、すぐ出したとき、(b)はまた炎に入れてよく燃やしたときの写真です。

写真の結果では、羊毛とアクリルは炎に入ると収縮し、出すと燃え続けません。
綿は炎に入れるとすぐ火がつき、炎から出しても燃え続けました。

炎に再び入れてよく燃やすと、綿はいきおいよく燃えました。
羊毛は縮みながら燃え、髪の毛を燃やしたようにおいがしました。
アクリルはとけながら燃え、黒い煙がでて、いやなにおいがしました。

燃え方の実験結果、綿の写真
燃え方の実験結果、羊毛の写真
燃え方の実験結果、アクリルの写真
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繊維と布

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