中学校家庭科教材「衣服の素材」10
 
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布の強さ・じょうぶさについて
布の強さ・じょうぶさの実験

布の強さ・じょうぶさについて

衣服は着用や洗濯のときに、様々な力がかかります。
また、野球でヘッドスライディングをしたりすると、衣服は強くこすられ、摩耗されます。

ふつうは破れないものでも、何度も引っ張られたり、こすられたりすると、布は弱ってきて、破れます。
衣服に、ある程度の強さ・じょうぶさは必要ですね。

ここでは、布を引っ張ったり、摩耗したりしたときの強さ・じょうぶさを考えてみましょう。

引っ張ったとき
引っ張ったときの強さは、繊維自体の強さ、糸の太さ・よりの状態、布の構造に影響されます。
  • 図にいろいろな繊維の強さを示します。(強さは、繊維の太さあたりの力の大きさ(gf/d)で表しています。)
    合成繊維(ナイロン、ポリエステル)、麻、綿は強く、羊毛、レーヨン(レーヨンは合成繊維ではありません、再生繊維です)は弱いことがわかります。
  • また、ぬれたときには強さが変わります。
    麻、綿はさらに強くなり、毛、レーヨンはさらに弱くなる。合成繊維はほとんど変化がない。
  • 同じ繊維でつくられた布でも、布の構造によって強さは異なります。一般的に、糸は太く、適度なよりがかかっているものが、また布は密な方が強い。
強さの図"
摩耗したとき
布は、何度もこすられたりするうちに、だんだんと薄くなり、最終的には穴があきます。
摩耗に対する強さも、繊維自体の強さ、糸の太さ・よりの状態、布の構造に影響されます。
  • 合成繊維は一般的に強く、麻、綿、毛、レーヨンは強くない。
    しかし、合成繊維は摩擦熱が発生するような状態では、摩擦熱でとけて穴があく場合がある。
  • 糸は一般的に太く、適度なよりがかかっているものが、また布はある程度密な方が摩耗に強い。
    また、表面が平滑な布はすべりやすいので摩耗に強く、また逆に表面に毛羽があるものは力が緩和されるため、摩耗に強い。
  • えりの折目、そで口、ズボンやスカートの折山は、折れ曲がっているため糸の自由度が小さい上に、狭い面積の折山部分がこすられるため、摩耗されやすい。
摩耗された布の写真"
摩耗されたの綿の布
繊維が損傷されています。

布の強さ・じょうぶさの実験
引っ張り試験機の写真
引っ張り試験機
摩耗試験機の写真
摩耗試験機

いろいろな布を引っ張ったときの強さや摩耗に対する耐久性は、装置を使って調べます。

写真は引っ張り試験機と摩耗試験機です。

引っ張り試験機は、布を「つかみ」の間にはさみ、しっかりつかんで、引っ張っていき、破れたときの力の強さを調べます。
そのときの伸びも示されます。

摩耗試験機は布を固定し、穴があくまで摩擦します。

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